【中型インコ】ミカヅキインコの性質・特徴や鳴き声と値段について

2020年10月14日インコ種類

ミカヅキインコのオスがケージの中で止まり木に止まっている写真

ミカヅキインコは、オーストラリア原産の中型インコです。

頭部の黄色い羽と胸元の三日月型の鮮やかな赤い羽が特徴的な、ミカヅキインコについて紹介したいと思います。

※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。

 

ミカヅキインコの特徴

ミカヅキインコは漢字だと「三日月鸚哥」と書きますが、英名だと4種類の呼び名あります。

  1. Superb parrot
  2. Barraband’s parrot
  3. Barraband’s parakeet
  4. Green leek parrot

ミカヅキインコはオスとメスで見た目が異なる雌雄異体です。

ミカヅキインコのオスの野生個体

ミカヅキインコの特徴である頭部から首にかけての明るい黄色い羽と胸元の華やかな赤色の三日月模様はオスの特徴です。

メスの個体は全身が緑色に覆われており、オスに比べ地味な色合いとなっています。

ミカヅキインコは、オスとメスで体重を比較すると、オスの方が軽い、メスの方が重い傾向があります。

一般的にインコ科の鳥はオスの方が大きく体重も重い種類が多いため、珍しい特性です。

ミカヅキインコの寿命ですが、鳥専門店によると、約20年とのことでした。

 

かつては日本国内で取引制限も

ミカヅキインコは、2016年8月に国際希少野生動植物種の追加され、日本国内で取引が制限されたことがあります。

原産地であるオーストラリアで野生個体が減少していることを受け、ペットショップや鳥専門店などでも販売が禁止されていました。

その後、日本国内では野生個体の流通がほとんど行われていないことが確認できたため、2016年12国内繁殖個体については販売や譲渡が可能になりました。

ただし、オーストラリアでは現在も徐々に野生個体数が減っていることもあり、絶滅危惧種として心配されています。

 

ミカヅキインコの性格

ミカヅキインコの性格は、飼育されている愛鳥家の意見によると、大人しい個体が多いようです。

おとなしくケージ内の止まり木に止まっているミカヅキインコ

人にもよく馴れてくれて適切に接すれば、暴れたりかみついたりすることが少ない飼いやすい種類のインコです。

野生のミカヅキインコは、同じオーストラリアで暮らすオカメインコやヒラオインコ系のインコと群れを形成しているところが観察されており、社会性のある鳥と考えられています。

 

カラーバリエーション・亜種

ミカヅキインコの色変わりは今のところ、確認ができていません。

そのため、基本的に野生個体と同じ色合いの個体が飼育されています。

ミカヅキインコのオスがケージの中で止まり木に止まっている写真

オスとメスが異なる色合いですが、飼育されている愛鳥家を見ると、オスをお迎えするケースのほうが多いようです。

 

ミカヅキインコの鳴き声はどれぐらいの大きさ?

ミカヅキインコの鳴き声ですが、海外の飼育サイトでは、静かなインコと紹介されることが多いです。

Youtubeに鳴き声を上げているミカヅキインコの紹介動画がありました。

同じ中型サイズのコニュアなどの鳴き声が大きいインコと比べると、鳴き声の音量は控えめです。

そのため、他の種類の中型インコに比べ、ミカヅキインコは騒音問題等にはなりにくいです。

 

ミカヅキインコはおしゃべり上手?

Youtubeなどの動画配信サイトにはミカヅキインコがおしゃべりしている日本の動画はほとんど確認できませんでした。

しかし、飼育されている愛鳥家によると、おしゃべりも得意で20近くの言葉を話せるとのことでした。

海外の愛好家がミカヅキインコとおしゃべりしている動画などは掲載されていました。

単語を話すような様子ではありませんが、飼い主さんの声を上手に真似する様子が撮影されています。

おしゃべりは個体差によるところも大きいですが、ミカヅキインコはおしゃべりもできるインコです。

 

ミカヅキインコの基本データ

  • 中型インコ
  • 分類:オウム目インコ科ミカヅキインコ属
  • 英語名:Superb parrot, Barraband’s parrot, Barraband’s parakeet, Green leek parrot
  • 原産:オーストラリア
  • 体長:約40cm
  • 体重:約130~160g
  • 寿命:約20年
  • 値段:80000円~
  • 食性:植物食(種子や穀物、果実など)

※特徴や性格は個体差があります。性別や年齢によっても大きく異なることもあります。