【鳥ビア】夫婦円満の象徴「オシドリ夫婦」実は毎年離婚!?~結婚式スピーチで避けるべき衝撃の事実

2017年1月2日鳥ビア(トリビア)

仲睦まじい夫婦を例えた表現として、「おしどり夫婦」という慣用句があります。

2017年酉年の元旦に、NHK特番で掛川花鳥園から生中継がありました。そこに出演していた「♪鳥くん」も紹介していたオシドリ夫婦の驚愕の事実を紹介します。

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オシドリってどんな鳥?

オシドリはカモと同じ分類の鳥で、日本を含む、ロシアや中国など、東アジアに分布しています。

おしどりは、鳥の種類で、漢字で書くと、『鴛鴦』と書きます。

日本では、北海道や、本州北部に普段は生息し、冬季になると、寒さを逃れるために、西日本などに南下し、越冬します。

オシドリ夫婦の写真

オシドリの雄は、雌と羽の色が大きく異なります。

メスは、灰色の中心とした少し地味な色合いですが、オスは、非常に鮮やかな羽の色で、派手な色合いです。

メスにアピールするために、このように派手な見た目になったと考えられます。

 

「おしどり夫婦」の成り立ち

カモの仲間なので、水辺などで見かけることが多いオシドリですが、つがいで見かけることが多く、いつもペアで寄り添っています。

その仲睦まじい姿から、仲の良い夫婦=「オシドリ夫婦」という表現が生まれました

この表現は、古くからあったものとされ、千葉県にある「正覚院」にも「おしどり伝説」などの言い伝えが残っています。

それは、ペアの雄を殺された雌のオシドリが悲しみのあまり、雄とクチバシを合わせて死んでいたというエピソードです。

 

『おしどり夫婦』の知られざる衝撃の真実

そんな仲睦まじいの代名詞である、オシドリですが、衝撃的な事実があります。それは、

「実は毎年パートナーが変わる」

という驚くべきオシドリの生態です。

雄は繁殖期になると、パートナーのメスを探し、交尾をすると、翌年には、また別のパートナーを探します。

同じパートナーで毎年子育てをするわけではないのです。

さらに、悲しいことに、オシドリの雄は、抱卵もせず、ヒナを育てることもありません

メスが女で一つで、抱卵も子育ても行います。

もし、オシドリのオスが人間ならば、「最低」の烙印を押され、慰謝料発生待ったなしの行為です。

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結婚式のスピーチは厳禁!

「おしどり夫婦」は仲睦まじい夫婦の意味として、結婚式の夫婦円満スピーチの際にもよく使われています。

「これからも、オシドリ夫婦のように~」

と話そうものなら、その現実を再現してしまうと、「とても仲良かったのに、子どもができた瞬間に家を出て、他の女性を探す」というバッシング必至の旦那様の誕生です。

もちろん、実際は、オスがいると、子育て中の外敵に見つかる確率も高まるため、子育てには不要という説もあります。

ただ、こういった事実があり、少しずつその事実の認知度が高まっていることを考えると、活用することは避けた方がよい慣用句です。

 

結婚式で使える!仲の良い夫婦の事例

おしどり夫婦が使えないとなると、結婚式で仲の良い夫婦の表現を使いたい場合は、どうすればよいでしょうか。実は、慣用句ではありませんが、ぴったりの鳥がいます。「鶴」です。

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「鶴は千年、亀は万年」ということわざもありますが、鶴は夫婦になると、死別しない限り、パートナーを変えることはありません。

さらに、子育ても1度に1,2羽しか誕生しない雛を両親が長い期間をかけて育てます。

飛び方から餌の探し方まで、生きるために必要なスキルを、手取り足取り教えます。

まさに、理想的な夫婦で、結婚式のエピソードにもピッタリです。

 

まとめ・終わりに

今回、仲の良い夫婦のたとえでよく使われる「おしどり夫婦」は、実は毎年パートナーを変えているという衝撃の事実をお伝えしました。

こういった事実があることを踏まえると、あまり結婚式のスピーチなどで活用は控えた方がよいかもしれません。

それに代わる、仲の良い夫婦の表現では、「ツル」を紹介しました。

鶴はパートナーが死亡しないかぎり、ペアを変えることはありません。

さらに子育ても協力して行います。おめでたい鳥でもあることから、結婚式にふさわしい鳥ではないかと思います。