飼い鳥用のペット保険を徹底調査!加入条件や保険費用、保険金の請求方法を解説【2018年版】

2017年4月15日インコお世話, 鳥コラム

鳥が加入できるペット保険・動物保険の調査

もし、愛鳥が病気になったら、治療にどれぐらい費用がかかるのか、心配な飼い主の方も多いと思います。そこで、鳥も加入できる動物保険について調査しました。

ペット保険の概要

飼い鳥が病気になった時、動物病院で診察・治療してもらうと、かなりの費用がかかります。人間の場合は健康保険があるので、自己負担は3割ですが、動物病院でかかる生き物の医療費はすべてが飼い主負担です。もし、病気になり、手術が必要な場合、多額の通院費・治療費が必要になります。そういったまさかに備えるために、どうすればよいかと考えた時に選択肢の1つになるのがット保険です。

ただ、そんなペット保険も一般的に、犬と猫を対象としたもので、インコやオウム、文鳥などの飼い鳥は加入できません。では、飼い鳥が加入できる保険はないのでしょうか?そんなことはありません。鳥も加入できるペット保険について調査しましたので、紹介したいと思います。

 

鳥が加入できる保険は2種類(2018年8月13日現在)

実は、たくさんある動物保険の中で、インコやオウム、文鳥などの飼い鳥も保険対象となるのは、2種類あります

  1. プリズムコール(日本アニマル倶楽部株式会社)
  2. どうぶつ健保ふぁみりぃ(アニコム損害保険株式会社)

元々、インコが加入できる保険は「プリズムコール」1種類でした。アニコムの「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は、ペットショップなどでお迎えしたタイミングでしか加入できず、途中加入は不可能でした。しかし、2017年8月1日に年齢条件を満たせば、途中からでも保険に加入できるようになりました。

そこで、今回、日本で加入できる飼い鳥向けの保険、「プリズムコール」と「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の2種類の

  • 加入条件
  • 保障内容
  • 月々の保険料(年額)
  • 保険会社の経営状況

について解説していきます。

 

鳥用のペット保険①「プリズムコール」

「プリズムコール」は、日本アニマル倶楽部株式会社が提供しているペット用保険です。犬や猫などの一般的なペット以外に、インコやオウムなどの飼い鳥や小動物だけでなく、爬虫類まで幅広いペットに対応しています。元々、プリズムコールは、飼い主が愛鳥のために加入可能な唯一の飼い鳥向けの保険でした。

インコ・オウム・文鳥などの飼い鳥用保険「プリズムコール」

プリズムコールの鳥用保険「鳥類・爬虫類プラン」はこちら

 

プリズムコールの加入条件

プリズムコールの飼い鳥の加入要件は以下の通りになっています。

加入可能種類 加入可能年齢
オウム 満20歳
ヨウム 満20歳
ブンチョウ 満9歳
サイチョウ 満9歳
カナリア 満9歳
インコ 満9歳
ジュウシマツ 満5歳

残念ながら、フクロウや鷹、ハリスホークなどの猛禽類は保険対象に含まれていませんでしたインコは9歳までで、オウム/ヨウムは20歳までということです。

大型インコはどうなる?オカメインコは?

ボウシインコやルリコンゴウインコなどの大型インコもインコに含まれてしまうのか、不安なポイントです。

サポート窓口に確認したところ、「鳥の学術上の分類で決定します。オカメインコはオウムに分類されます」ということでした。そのため、大型インコは、分類上はインコに分類されるため、加入条件は満9歳までとなります。

年齢の証明は必要?

もうひとつ気になるポイントが「加入条件の年齢を証明する書類が必要か」という点です。こちらについてもサポートに確認したところ、「年齢は申込み時に記入するため、証明書類等は不要です。」と回答がありました。そのため、特にペットショップなどでお迎えした時の書類も必要ありません。

 

プリズムコールの保障内容

プリズムコールの保障内容はグリーンプランとホワイトプランの2種類用意されています。

保障内容 グリーンプラン2 ホワイトプラン2
入院保険金 日額上限 5千円 1万円
年間上限 30日 30日
通院保険金 日額上限 5千円 0
年間上限 60日 0
手術保険金 1回あたり 3万円 12万円
年の利用回数 2回 2回
診断書費用保険金 年間 1万円 1万円
最高保障限度額 52万円 55万円

グリーンプランは、通院保険もついている保険です。そのため、ちょっとした体調の変化で、動物病院で診てもらった時も保険が適用されます。それに対し、ホワイトプランは、通院保険はありませんが、入院保険金がグリーンプランの2倍の入院日額上限1万円、手術保険金が4倍の12万円と、大きさ病気・ケガの際に、保障金額が大きく有効です。

 

保険金の請求方法は?窓口清算は可能か?

プリズムコールの保険金は、窓口清算ができません。そのため、動物病院でかかった治療費は、飼い主が全額支払う必要があります。その後、保険金請求書類を取り寄せ、医療費と必要事項を記載して請求する形です。窓口で利用可能な保険と比較すると、やや利便性は低いですが、その代わり、日本全国どこの動物病院でも保険の適用が可能です。

 

プリズムコールの月々の保険料

グリーンプランⅡ ホワイトプランⅡ
保険料 月払い 2300円 1760円
年払い 25310円 19400円
差額(年間) 2290円オトク 1720円オトク

保険料は、月々支払いよりも1年分を一括で支払うと割引があります。一般的な保険では、ペットの年齢が上がるにつれて、保険料も増えていきますが、プリズムコールの保険は、年齢が上がっても保険料が変わらない点が特徴です。

 

プリズムコールの日本ペット倶楽部はどんな会社?

会社沿革

日本ペット倶楽部は、ペット向けの保険を提供する宮城県にある会社です。2007年に創業し、まもなく創業10周年を迎えます。ビルや建物の設備を行う太平エンジニアリングの子会社です。

会社の業績

こちらの会社は、3年連続黒字を達成しています。きちんと決算も公表しているので調査したところ、保険の売上も過去5年から増加を続けています。残念ながら、保険会社の健全性を示す「ソルベンシーマージン」は公開されていないため、保険会社としての経営状態はわかりません。ただし、決算情報を見る限りは、順調に成長している会社みたいです。

 

鳥用のペット保険②「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

どうぶつ健保ふぁみりぃは、アニコム損害保険株式会社が提供しているペット用保険です。アニコムはペット用保険大手で、ペットショップや動物病院でも見かけることが多いです。

どうぶつ健保ふぁみりぃの鳥・うさぎ・フェレット用

どうぶつ健保ふぁみりぃの保険内容はこちら

 

どうぶつ健保ふぁみりぃの加入条件

どうぶつ健保ふぁみりぃの飼い鳥の加入条件は「3歳11か月までと、インコやオウム、文鳥などのすべての飼い鳥で共通です。

どうぶつ健保ふぁみりぃは、インコやオウム、文鳥などが加入対象

年齢の証明は必要?

どうぶつ健保ふぁみりぃも、プリズムコール同様、生年月日の確認書類の提出は不要です。生年月日が分からない場合は、動物病院の獣医師による推定年齢でも可能です。

 

どうぶつ健保ふぁみりぃの保障内容

どうぶつ健保ふぁみりぃの保障内容は70%プランと50%プランの2種類用意されています。

保障内容 70%プラン 50%プラン
入院保険金 日額上限 1万4千円 1万円
年間上限 20日 20日
通院保険金 日額上限 1万4千円 1万円
年間上限 20日 20日
手術保険金 1回あたり 14万円 10万円
年の利用回数 2回 2回

50%プランよりも70%プランの方が保障金額が充実しています。

 

保険金の請求方法は?窓口清算は可能か?

どうぶつ健保ふぁみりぃは、すべての動物病院での診療費に対応しています。中でも、「どうぶつ健保」対応の動物病院の場合は、窓口で保険金の請求が可能なため、支払いは、保険金額を控除した金額のみです

※「どうぶつ健保」対応していない動物病院で愛鳥を診察してもらった場合は、別途アニコムに保険金請求が必要になります。

 

どうぶつ健保ふぁみりぃの月々の保険料

70%プラン 50%プラン
保険料 月払い 2820円 2130円
年払い 30750円 23220円
差額(年間) 3090円お得 2340円お得

保険料は、月々支払いよりも1年分を一括で支払うと割引があります。どうぶつ健保ふぁみりぃでは、犬や猫の場合、ペットの年齢が上がるにつれて、保険料も増えていきますが、鳥の場合は保険料が変わらず一律なのが特徴です。

多頭割引・健康割増引きも

どうぶつ健保ふぁみりぃには、多頭割引と健康割増引きという制度があります。

多頭割引は、複数の飼い鳥が保険に加入すると、2羽目から割引されます。2羽目以降は基本保険料から月額50円(年額600円)割り引かれます。

健康割増引きは、通院や入院・手術などの保険の利用状況によって、保険料の割引(5%引き、または10%引き)または割増(20%増または50%増)があります。

 

アニコム損害保険株式会社はどんな会社?

どうぶつ健保ふぁみりぃを提供するアニコムは、東証一部上場企業です。IR情報もきちんと公開されています。それによると、2016年~2018年にかけ、保険料収入は増加しており、安定的な経営が行われています。

保険会社の健全性を示す、ソルベンシー・マージン比率も300%を超えており、支払い能力は十分と判断されます。

 

まとめ・終わりに

今回、鳥が加入できるペット保険について調査しました。近年ペット保険が増えていますが、鳥用の保険は「プリズムコール」と「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の2種類です。これらの保険の特徴をまとめると、

〇プリズムコール

  • 加入には、鳥の種類によって年齢制限あり
  • 入院費や手術費用だけでなく、通院費も保障されるプランもあり
  • 加入後、年齢が上がっても保険料はそのまま(年額2万5000円)
  • 保険金の窓口清算は不可。後日、書類で請求
  • 保険会社は売上が増加中。3年連続黒字

〇どうぶつ健保ふぁみりぃ

  • 加入はインコやオウム、フィンチも一律3歳11か月まで
  • 入院費や手術費用だけでなく、通院費も保障される
  • 加入後、年齢が上がっても保険料はそのまま(50%プラン年2万3千円)
  • 保険金は対応する動物病院の場合、窓口清算が可能
  • 保険会社は売上が増加中。ソルベンシー・マージン比率も健全

保険に入った方がオトクかどうかという判断・分析は難しいですが、保険に加入しておくと、万が一の時の費用負担を抑えることができます。

愛鳥の医療費について一度検討してみてもよいかと思います。

プリズムコールの鳥用保険「鳥類・爬虫類プラン」はこちら

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