インコなどの飼い鳥用ステンレスケージのメーカーまとめ~HOEI・SANKO・ハチコウ
インコやオウムなどを飼育するため必要なケージは、大半が金属製でメッキなどが施されています。
しかし、金属製のケージはメッキが剥がれ、錆びたりすると、愛鳥にとって有害になります。
そこで、安全性の高いステンレスケージについて、各メーカーから愛鳥用に発売されているもの商品をまとめてみました。
ステンレスケージは金属中毒などの危険性が少なく安全
一般的なインコなどの飼い鳥用のケージは、鉄でできており、メッキ加工や塗装されています。
しかし、経年劣化によって、メッキや塗装が剥がれたり、さらに水洗いなどで錆びていきます。
劣化したケージをインコがクチバシでかじったりすると、悪影響を及ぼします。
それに対して、ステンレスケージは、鉄にクロムなどを混ぜ合わせた合金でできています。
ステンレスは強力な被膜に覆われており、鳥がかじっても安心です。
もし被膜が剥がれても空気に触れているうちに、再び被膜が生成される特徴があります。
適切に管理を行えば、長年使っても、サビといった劣化が起きにくいです。
そのため、金属製のケージと比較してもインコにとって安全性が高く、飼育本などでもオススメされています。
鳥用ステンレスケージはラインナップが少なめ
ただ、インコやオウム用のステンレスケージを製造・販売しているメーカーは少なく、調べたところ、以下の3社のみです。
- HOEI(豊栄金属工業)
- SANKO(三晃商会)
- ハチコウ
それぞれのステンレスケージのメーカーの商品ラインナップを紹介してきます。
※特大ケージや特注ケージなどは対象外としています。
HOEI(豊栄金属工業)
1.35手のり ステンレス(フィンチ、小型インコ向け)
- サイズ:370 × 415 × 545mm
- 重さ:3.4kg
- ワイヤーピッチ:11mm(網と網の間隔)
- 線径(ワイヤーの太さ):1.8mm
※サイズは幅✕奥行き✕高さ
小型サイズのインコや文鳥などのフィンチにオススメのHOEI製ステンレスケージです。
オカメインコやウロコインコなどの中型インコの場合、移動時に尾羽が当たりやすく、少し手狭です。
2.465オカメ ステンレス(中型インコ向け)
- サイズ:465 × 465 × 580mm
- 重さ:5kg
- ワイヤーピッチ:15mm(網と網の間隔)
- 線径(ワイヤーの太さ):2mm
2018年5月にHOEIから新発売されたステンレスケージです。
465オカメという商品名の通り、オカメインコなどの中型インコを対象としたサイズで、横幅や奥行き・高さも、小型インコ用の「35手のり」よりも広くなっています。
3.465オウム ステンレス(中型インコ~オウム向け)
- サイズ:465 × 465 × 660mm
- 重さ:6.5kg
- ワイヤーピッチ:22mm(網と網の間隔)
- 線径(ワイヤーの太さ):3mm
オウム用のステンレスケージです。
サイズが大きく、クチバシの嚙む力が強い大型インコやオウムも対象としています。
4.915オウム ステンレス(大型インコ~オウム向け)
- サイズ:515 × 515 × 800mm
- 重さ:9kg
- ワイヤーピッチ:23.5mm(網と網の間隔)
- 線径(ワイヤーの太さ):3mm
大型インコ・オウムを対象としたステンレスケージです。
465オウムに比べ、幅と奥行きが5cm、高さが14cmもアップしており、大型インコやオウムもケージ内で過ごしやすくなっています。
ただし、重量と重く、高さもあるので、置き場所をきちんと確保する必要があります。
SANKO(三晃商会)
1.イージーホーム ステンレス37バード(フィンチ・小型インコ向け)
- サイズ:380 × 430 × 520mm
- 重さ:約3.5kg
- ワイヤーピッチ:11mm(網と網の間隔)
SANKOが発売するステンレスケージです。HOEIの35手のりと類似したサイズです。
元々同サイズの製品がありましたが、そちらを販売終了し、新しい商品です。
製品の内容にほとんど違いがありませんが、旧商品は日本製だったのが、中国製に変更されています。
ハチコウ(市瀬)
あまり聞きなれないメーカーですが、こちらもステンレスケージを販売しています。
※Amazonでは、市瀬というメーカー名で業務用ステンレスケージとして販売
1.ステンレスケージM(中型インコ用)
- サイズ:440 × 600 × 540mm
- 重さ:7.4kg
業務用のステンレスケージのため、しっかりとした作りです。底敷のサイズが新聞紙1枚ちょうど入る大きさのため、掃除が便利なステンレスケージです。
2.ステンレスケージL(大型インコ用)
Mサイズよりも一回り大きいLサイズのステンレスケージです。
大型インコも飼育可能なサイズですが、その分重量は重くなり、10kgを超えます。
まとめ・終わりに
今回、各ケージメーカーから発売されているステンレスケージについて紹介しました。ステンレスケージを販売しているメーカーは少ないのが実情です。
ステンレスケージを製造・販売するHOEI,SANKO,ハチコウの中では、長年ケージを製造続けてきたHOEIが、製品の種類も豊富でした。
小型インコ、中型インコ、オウムとそれぞれに適したタイプのラインナップがありました。
ステンレスケージの値段は高いですが、その分、一般的な金属製ケージよりも安全性は高いです。
ぜひ、ステンレスケージを検討する際は、3社の製品をご検討ください。
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