インコの副食まとめ~シード食の愛鳥に与えるべき食べ物と与えてはいけないもの
シード食のインコには副食を与えることが飼育書などで推奨されています。インコ生活では、野菜やサプリメント、カトルボーンなど副食で与えるべき食べ物を紹介してきました。今回、副食として愛鳥に与えるべきものと、与えてはいけないものをまとめたいと思います。
インコに副食を与える目的
インコに副食を与える理由としては、シードを主食にしている場合に栄養が不足しているからです。下記の記事で、インコが主食として食べている代表的な7種類のシードの栄養価をまとめています。
シードの栄養価を見ると、ビタミンやカルシウムが不足しています。インコにシードだけを与えている場合、栄養不足になり、病気になったり体調不良を引き起こす可能性があります。
副食を与えることで、シードに足りない栄養を補い、愛鳥を健康に保つことができます。
ビタミンを補う副食
シードに不足している栄養素として代表的なのがビタミン類です。シードなどの穀物や種子には、ビタミンの多くは含まれておらず、副食で補う必要があります。ビタミンを補う副食としては、主に2つがよく与えられています。
- 野菜
- サプリメント
野菜
インコが副食として食べられる野菜についてまとめています。
飼育本から13種類の食べられる野菜を紹介しています。以下の緑黄色野菜がインコのビタミン補充にオススメです。
- 小松菜
- チンゲンサイ
- ニンジン
ただ、野菜の中には人間が普通に食べているものでも、インコには有毒なものがあります。そうした与えてはいけない野菜についても、まとめています。
サプリメント
野菜以外にビタミンを補う副食として愛鳥用のサプリメントがあります。サプリメントは、必要となる栄養素が含まれているため、野菜に比べ栄養バランスを整えやすい特徴があります。
インコ用のサプリメントとして代表的なのが「ネクトン(NEKTON)」シリーズです。
ネクトンには用途に応じた7種類のラインナップが用意されています。通常時に与えるものから、換羽期などの高栄養が求められるステージに応じたサプリメントです。
また、後述するカルシウムやミネラルもサプリメントで補うことができます。
カルシウム・ミネラルを補う副食
ビタミン以外にシードに不足する栄養素として、カルシウムやミネラルなどが挙げられます。これらを補う目的で、ボレー粉やカトルボーンを与えることが推奨されています。
ボレー粉
ボレー粉は、牡蠣(カキ)の貝殻を細かく砕いたものです。
貝殻は主成分が炭酸カルシウムのため、カルシウムが豊富に含まれています。ボレー粉の場合、塩分や汚れを落とすため、水で洗うことが必要です。
カトルボーン
カトルボーンは、イカの頭部にある骨(正しくは貝殻)を取り出して、消毒・乾燥させたものです。
こちらも炭酸カルシウムが主成分のため、カルシウム補充に利用できます。さらに、クチバシを整える働きや、ストレス解消の働きもあると言われています。
塩土は与えない方がよい
かつては塩土はミネラルを補うために、インコの副食として与えることを推奨されてきました。しかし、現在の多くのインコ飼育書では、塩土はインコなどに与えない方がよいと書かれています。
塩土を摂取すると塩分過多や、胃に多量の砂が蓄積されるグリット・インパクションという病気を引き起こす可能性があります。そのため、インコには塩土を与えないことが一般的になっています。
まとめ・終わりに
今回、シードを主食とするインコの副食として与えたい食べ物についてまとめてみました。シードでは不足するビタミンとカルシウム、ミネラルを補うため、
- 野菜
- サプリメント
- ボレー粉
- カトルボーン
をインコの副食として与えるのがオススメです。シード食の愛鳥の健康を保つため、栄養バランを考えた副食を与えましょう。
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