ヤマザキ動物看護大学の学園祭「絆祭」レポート!TSUBASAの出張バードラン体験など

鳥イベント

認定NPO法人TSUBASAのヤマザキ動物看護大学「絆祭」出展のチラシ・フライヤー

2019年11月2日に開催されたヤマザキ動物看護大学の学園祭「絆祭」に参加してきました。

絆祭では、認定NPO法人TSUBASAの飼い鳥トークや出張バードランともに、学生の展示や動物とのふれあいを楽しんできました。絆祭の様子がどのようなものだったか紹介したいと思います。

 

ヤマザキ動物看護大学とは

ヤマザキ動物看護大学が日本初の動物看護を専門とする4年制の大学です。元々は短期大学(短大)でしたが、2010年に4年制に移行しました。

ヤマザキ動物看護大学の正門にある看板

キャンバスは八王子市にあり、京王線・南大沢駅が最寄り駅になっています。

インコ飼育本などを執筆・監修されている島森尚子氏は本大学の教授を務められています。

2019年6月に「愛玩動物看護師」が国家資格になることを受け、ますます動物看護を学べるヤマザキ動物看護大学の重要性が高まっています。

 

ヤマザキ動物看護大学の絆祭

ヤマザキ動物看護大学の学園祭が「絆祭」です。毎年11月の頭に開催されています。

ヤマザキ動物看護大学の学園祭「絆祭」のポスター

ヤマザキ動物看護大学の学生が出店や卒業研究の展示を行っています。

学生以外にも、飼い鳥のレスキュー団体TSUBASAは絆祭に出展し、出張バードランを行っています。

 

2019年11月2日の「絆祭」1日目の様子

当日はお昼頃より絆祭に参加しました。動物との同伴OKとのこともあり、多くの愛犬を連れた来場者の姿がありました。

きちんとドッグカフェや託犬所などが設けられており、さすが動物を専門とする大学と感じました。

また、学内には様々な生き物が飼育されていて、インコやカナリアなども飼育されていました。

ヤマザキ動物看護大学の学内で飼育されているカナリア

絆祭の個別の企画について紹介していきたいと思います。

ヤマザキ動物看護大学の島森尚子教授の飼い鳥トーク

認定NPO法人TSUBASAの出展ブースでは、TSUBASAスタッフの望月健人氏と、ヤマザキ動物看護大学教授・島森尚子氏による飼い鳥トークが開催されました。

島森尚子氏の講演では「カナリアに歌を教える」をテーマに、歴史的に人類はカナリアにどのように歌を教えてきたのか30分ほど講演されました。

ヨーロッパで大流行したカナリアの歴史と歌の訓練法について、文献を調査した内容を紹介されました。日本にも江戸時代にカナリアがヨーロッパより持ち込まれていたそうです。

その当時カナリアの訓練に使われていた楽曲を会場で流したところ、出張バードランで来ていたインコたちも反応し、参加者は驚いていました。

最後に島森尚子氏は以下のことばで飼い鳥トークを締めました。

「カナリアも含め、鳥にはもっとたくさんの可能性がある。30年前はセキセイインコは5,6年しか生きなかった。

食事の向上で今は10~12年くらい生きるようになった。鳥はもっともっと可能性を秘めているペットなので、鳥を愛する気持ちを忘れないで、付き合ってほしい。」

 

TSUBASAの出張バードラン

出張バードランでは、TSUBASAボランティアの人が飼っている小型インコから大型オウムまでが来場して、会場内に設置された止まり木で過ごしていました。

2019年ヤマザキ動物看護大学の学園祭「絆祭」のTSUBASAの出張バードランにいたボタンインコ

講演にも登場したタイハクオウムは、シリンジによる投薬や爪切り、レーザーポインターで指定した先に移動するなど、トレーニングによる成果を披露してくれました。

TSUBASAにいるタイハクオウム

出張バードランにはその他にも、セキセイインコやヨウム、キバタンに加え、ローリーのズグロオトメインコもいました。

来場者はボランティアスタッフの方ととりトークを弾ませつつ、鳥の鑑賞+触れ合いを楽しんでいました。

 

学生による卒業研究の展示

学生の展示企画として、4年生の卒業研究の中間発表のスライド展示が行われていました。

犬や猫に関する卒業研究が多い中、「鳩の帰巣本能」を研究テーマの発表もありました。

ヤマザキ動物看護大学の卒業研究で鳩の帰巣本能に関する研究

レース鳩が野生のドバトと比べ非常に発達しているコブが帰巣本能影響しているのではないかと着目した興味深い研究です。

 

ホネホネ軍団ブースで骨格標本

※骨格標本の写真があります。ご注意下さい

絆祭の両日企画である「ホネホネ軍団」では、動物機能形態学研究室による骨格標本の展示と骨いじりが行われていました。

骨格標本の中には哺乳類を始め、爬虫類、魚類さらには鳥類の展示がありました。

ヤマザキ動物看護大学のモズの骨格標本

普段見かけることがない骨格標本に驚きながらも、骨の細部まで観察でき、とても勉強になりました。

 

ポニーの乗馬体験と触れ合い

ヤマザキ動物看護大学のギャンバスにある芝生のスペースでは八王子乗馬倶楽部からポニーを連れてきて、乗馬体験が行われていました。

ヤマザキ動物看護大学の学園祭「絆祭」で行われたポニーの乗馬体験(子供向け)

子どもたちにとても人気で、たくさんの子どもたちが乗馬体験を楽しんでいました。

ヤマザキ動物看護大学の学園祭「絆祭」で行われたポニーの牛若丸

もう1頭来ていた黒毛の牛若丸にはニンジンのごはん体験ができました。

とてもおとなしく、首の後ろあたりを撫でさせてくれました。ニンジンが好物みたいで、手のひらにニンジンを乗せると美味しそうに食べてくれました。

 

まとめ・終わりに

今回、2019年11月2日に行われたヤマザキ動物看護大学の学園祭「絆祭」に参加してきました。

認定NPO法人TSUBASAの出展や飼い鳥トーク、出張バードランの他にも学生の展示やポニーとの触れ合いなどを楽しむことができました。

ぜひ、毎年同じ時期に開催しているので、興味ある方は参加してみてください。