オーストラリアの大規模火災でインコ・オウムの生息地でも被害が拡大!火事の原因は?
2019年8月ごろからオーストラリアで火災の被害が広がっています。
2020年1月になっても火の勢いは収まらず、ニューサウスウェールズ州の東沿岸部を中心に今も火事が発生中です。
この大規模火災によって、オーストラリアに生息するインコやオウムなどの鳥類も被害も被害を受けています。
※2020年1月19日追記 オーストラリアの火災被害地域にとうとう雨が降りはじめました。
火災の被害は収束に向かう方向に進んでいるものの、弱った土壌に大量の雨が注ぐことで、洪水の被害が懸念されています。
オーストラリアで大規模な火災が発生中
2020年1月現在、オーストラリアにおいて大規模な火災が発生しています。
オーストラリアの森林火災の悲惨さ。最大8000頭のコアラが犠牲に | ハフポスト
火災は主にオーストラリア東部にあるニューサウスウェールズ州の東沿岸部に集中しています。
その他に、オーストラリア南部にあるカンガルー島でも、島内の至るところで火災が発生しています。
※Googleマップで発生中のオーストラリアの災害情報について確認可能です。
2019年アマゾン火災を上回る被害
先ほど紹介したニュースによると、今回の火災は、約500万haもの地域に広がっており、今後も被害地域は拡大する見込みとのことでした。
500万haというのは日本で言えば、九州と四国を合わせた面積に相当します。
これは、以前お伝えしたアマゾン火災による被害面積を超えています。
アマゾンで起きた火災では被害範囲は約80万haと報じられました。
アマゾンの火災も大きな話題になりましたが、それを大きく上回る被害がオーストラリア大陸で発生しています。
※追記 最新のニュースによると730万haとあり、さらに被害が拡大しています。
10億もの動物の命が失われたとの報道
2020年1月5日のニュースでは、約5億もの野生動物の命が失われたと報じられました。
しかし、最新のニュースによると、さらに犠牲となった生き物の数はさらに増加しています。
2020年1月8日時点のニュースでは、10億もの動物が犠牲になったと報道されています。
インコやオウムへの被害を報じるニュースも
オーストラリア火災での動物への被害は、日本で報じられているニュースではコアラが中心です。
しかし、インコやオウムなどの鳥類にも火災被害は広がっています。
1854年から発行されているオーストラリアの新聞「THE AGE」のニュースサイトで、火災によるインコやオウムへの被害が報じられています。
※リンク先には被害に遭ったインコの画像がありますので、閲覧にはご注意下さい。
Dead birds wash up on Mallacoota’s beaches
ゴシキセイガイインコやキイロオクロオウムが火災の影響を受け、海岸で亡くなっている写真が取り上げられています。
火災が起きているニューサウスウェールズ州には、ナナクサインコやアカクサインコなどの色々なインコも生息しています。
そうした野生のインコたちも多くの個体が犠牲に遭っていると考えられます。
なぜ、オーストラリア火災が発生したのか?
今回のオーストラリアで発生した大火災の原因は人間です。
CNNのニュースによると、すでに火事を起こしたとして、24人が検挙されています。
森林を燃やして草の芽が出るように促す野焼きの目的以外にも、たばこやマッチを地面に捨てたことで発生している火災もあるようです。
2019年からオーストラリアは例年にないほど乾燥しており、火の手が広がりやすい気候となっていました。
そうした気候の影響も受け、オーストラリアでは火災が各地で発生し、拡大しています。
我々にできること:オーストラリア赤十字への寄付
今回のオーストラリア火災に対し、我々日本人ができることの1つにオーストラリア赤十字への寄付があります。
Disaster Relief and Recovery | Australian Red Cross
英語表記のサイトですが、「DONATE NOW」をタップし、以下を入力することで簡単に寄付が可能です。
- 寄付金額(S)を入力する
- 名前(ローマ字)とメールアドレスを入力する
- クレカ情報を入力し、寄付金の支払う
オーストラリアでは消防の方々が今も懸命に消火・救助活動を行っています。
赤十字への寄付を通して、そうした活動を支援することができます。
(2020年1月19日追記)降雨でオーストラリア火災が収束へ
これまで極度に乾燥して雨が降ることがありませんでしたが、2020年1月17日にオーストラリアの火災地域に雨が降り始めました。
森林火災続くオーストラリアに待望の大雨、新たな災害の恐れも(CNN.co.jp)
恵みの雨によって火災の鎮火が進んでいます。
まだ雨が降っていない被害地域にも雨に降ると予想されており、長い期間に渡って拡大していた火災被害が収束に向かうと見込まれています。
ただし、火災被害によって土壌が弱ったところに、大量の雨が降り注ぐことで、洪水が発生するリスクも指摘されています。
鎮火が進んだあとも、オーストラリアの自然環境がどうなるか、しっかり注視する必要があります。
まとめ・終わりに
今回、2019年から発生し、2020年になっても続いているオーストラリアの火災被害について紹介しました。
オーストラリアはインコが生息する大陸の1つで、多様な種類のインコが野生で暮らしています。
現地メディアのニュースでは、インコたちも火災の犠牲になったと報じられ、被害地域のインコが絶滅する恐れもあります。
一刻も早く消火され、生き物たちの被害が収まることを願っています。
オーストラリアの火災への支援として、オーストラリア赤十字へ寄付ができます↓
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません