ヘイワインコとキゴシヘイワインコとは?冠羽をもつ唯一のインコ【鳥ビア】

インコ種類, 鳥ビア(トリビア)

オウムではなくインコなのに冠羽を持つヘイワインコの写真

飼い鳥としては馴染みのないインコにヘイワインコ/キゴシヘイワインコという種類のインコがいます。

ヘイワインコ/キゴシヘイワインコは、インコなのに冠羽を持つ唯一の種類です。

ヘイワインコの生態や特徴のついて解説したいと思います。

 

ヘイワインコ/キゴシヘイワインコとは

ヘイワインコとキゴシヘイワインコは、オセアニアにあるニューカレドニアに生息しているインコです。

ヘイワインコの文字通り、漢字で書くと「平和鸚哥」と表記します。

全長32cmほどの大きさで、木の実を食べるのに適した太いクチバシが特徴的です。

それぞれ生息している地域がヘイワインコはロイヤリティー諸島、キゴシヘイワインコはニューカレドニア島と別れています。

元々はヘイワインコとキゴシヘイワインコは同じ種の亜種と基亜種という分類でした。

しかし、現在ではヘイワインコとキゴシヘイワインコは別個の独立した種として分類されています。

 

オウムじゃないのに冠羽がある唯一のインコ

ヘイワインコとキゴシヘイワインコには通常のインコには見られない特徴があります。

それは頭部に飾り羽である冠羽があることです。

ヘイワインコの写真

一般的にインコとオウムの違いを表すポイントとして冠羽の有無が挙げられます。

【鳥ビア】インコとオウムの違いは何?見分けるポイントは冠羽の有無

  • 冠羽がある→オウム
  • 冠羽がない→インコ

しかし、ヘイワインコとキゴシヘイワインコにはインコ科の鳥で唯一冠羽を持っています。

オウムとインコを冠羽で見分けるという見分け方の例外的な存在です。

ヘイワインコとキゴシヘイワインコのオスはこの冠羽を使って、メスへアピールを行い、パートナーを獲得します。

 

2000年にワシントン条約附属書I(CITES1)に登録

ヘイワインコは、生息地域の森林伐採や競合生物の流入に加え、ペット用の乱獲によって個体数が減少していました。

1990年代の初めごろにはその生息数は200羽程度まで落ち込んだとみられ、絶滅危惧種となっていました。

その結果、2000年にヘイワインコとキゴシヘイワインコの両方がワシントン条約付属書Ⅰに登録されました。

ワシントン条約(CITES)については以下の記事で解説しています。

ワシントン条約(CITES,サイテス)のまとめ~初心者のためのサイテス入門

CITES登録後、人工巣の設置や飼育下での繁殖など、保護活動が行われた結果、激減していたヘイワインコの個体数は2016年には1780羽程度に回復したとの報告があります。

今もゆるやかではありますが、増加傾向で絶滅の危機から脱しつつあります。

 

まとめ・終わりに

今回、オセアニア・ニューカレドニアのヘイワインコとキゴシヘイワインコを紹介しました。

ヘイワインコとキゴシヘイワインコは、インコなのに冠羽がある唯一のインコです。

よく言われる「オウムとインコの違いは冠羽の有無」という見分け方の唯一の例外となっています。

かつては生態環境の破壊と乱獲によって、個体数が激減していましたが、今は回復しつつあります。

もしインコとオウムの違いの話が出た際には、鳥ビア(トリビア)的にヘイワインコを紹介してみてください。