【放送後追記】ダーウィンが来た「遊び大好き!?王様インコ」のコンゴウインコ特集が3/22再放送

2022年3月21日鳥ニュース,鳥メディア

ダーウィンが来た15周年記念の放送で、視聴者のリクエストランキングでインコ・オウムが第4位に!コンゴウインコ含め合計4回放送

ダーウィンが来たで2022年3月22日午前3:36より、かつて放送されたコンゴウインコ特集「遊び大好き!?王様インコ」が再放送されます!

15周年記念のリクエストSPの視聴者人気投票によって、「インコ・オウム」が第4位に選ばれたことで、ランクインした生き物の映像が再び見ることができます。

※「遊び大好き!?王様インコ」が放送されたので、放送内容を追記しました。

 

ダーウィンが来た15周年「みんなで選ぶリクエストスペシャル」

2022年3月13日19:30に「ダーウィンが来た!15周年(1) みんなで選ぶ!リクエストスペシャル」が放送されました。

ダーウィンが来たは、2006年4月に放送がスタートし、2022年に15周年を迎えました。

これだけ長寿な番組はNHKの中でも珍しいと言えます。

ダーウィンが来たは15年間の放送の中で、600種類以上の生き物を紹介してきました。

これまで放送してきた生き物の中で、視聴者からもう一度見たいというリクエスト結果が、今回の放送で発表されました。

 

オウム・インコが第4位にランクイン!

視聴者からのリクエストランキングで、「オウム・インコ」が見事、第4位に選ばれました。

ダーウィンが来た15周年記念の放送で、視聴者のリクエストランキングでインコ・オウムが第4位に!コンゴウインコ含め合計4回放送

ダーウィンが来たでは、2009年から2019年にかけて、オウムとインコの放送が4回ほど行われてきました。

視聴者からのリクエストに際してのコメントで、「小さな頭と体なのにとても賢くて驚き!」や「野生の美しい姿をもう一度見たい!」といった声が紹介されました。

ダーウィンが来た15周年記念みんなのリクエストスペシャルで第4位だった「インコ・オウム」にリクエストした視聴者コメント

アカコンゴウインコやルリコンゴウインコ、ヤシオウムに加え、野生で暮らしているシロハラインコの映像などが流れました。

ダーウィンが来たで映像で流れたシロハラインコが野生で生活している様子

さらに、飼い鳥のセキセイインコが「むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました」と昔ばなしをおしゃべるする映像が紹介されました。

飼育できる鳥類の中で最もポピュラーなインコ・オウムは、リクエスト結果で鳥類最高の第4位でした。

 

10位までのランクインした生き物が再放送

「ダーウィンが来た!15周年(1) みんなで選ぶ!リクエストスペシャル」は、リクエストが多かった生き物は再放送されます。

そのため、インコ・オウムが第4位にランクインしたため、再放送されることになりました。

インコ・オウムの放送回はこの3年近く放送されていなかったため、再放送とは言え、愛鳥家としてうれしいです。

 

コンゴウインコ特集「遊び大好き!?王様インコ」が3/22再放送

ダーウィンが来た15周年みんなのリクエストSPで、オウム・インコが第4位にランクインしたため、コンゴウインコの放送回「遊び大好き!?王様インコ」が再放送されます。

タイトル:「遊び大好き!?王様インコ」
放送日:2022年3月22日03:36~04:05
放送局:NHK総合
番組HP:ダーウィンが来た!(NHK)

ダーウィンが来たのアカコンゴウインコ特集の再放送が2022年3月21日午前3:36より放送

深夜放送のため、実際は3/21(月・祝)の日付が変わった深夜帯です。

再放送では南米に生息しているコンゴウインコ(アカコンゴウインコ)が取り上げられます。

コンゴウインコの大好物であるブラジルナッツは、殻がとても硬く、人間がノコギリを使ってやっと実を取り出せるほどでした。

しかし、コンゴウインコのあの大きなクチバシはそんな硬いブラジルナッツをもろともせず、殻を砕いてもぐもぐ食べるそうです。

アカコンゴウインコがとても殻が硬いブラジルナッツを食べている様子(ダーウィンが来たの映像)

アカコンゴウインコを含め、インコは日本には野生で生息しておらず、南米やオーストラリア、アフリカに生息しています。

そのため、自然環境でどのように生活しているか知ることができる機会は少ないため、ぜひインコ好きの方にコンゴウインコの再放送はおすすめです。

なお、コンゴウインコ(アカコンゴウインコ)とベニコンゴウインコの見分け方の鳥ビア記事をインコ生活に掲載しています。

【鳥ビア】ベニコンゴウインコとアカコンゴウインコの見分け方・チェックポイントを解説

 

鳥類ではシジュウカラやペンギン、ハシビロコウも

15周年記念のダーウィンが来た「みんなのリクエストスペシャル」では、鳥類では以下の種類もランクインしました。

  • シジュウカラ(第8位)
  • ペンギン(第7位)
  • ハシビロコウ(第5位)

そのため、シジュウカラやペンギン、ハシビロコウも再放送されます。

ダーウィンが来たの視聴者リクエストランキングの生き物たちの再放送情報

すでに、シジュウカラは3/18、ジェンツーペンギンは3/19に放送されています。

NHK鳥語講座「明日から使える楽しい鳥語」がダーウィンが来たで放送(2021年5月23日)

【放送後追記】4月19日のダーウィンが来たはジェンツーペンギン!荒野をペンギンがなぜ走る?

ハシビロコウはオウム・インコのコンゴウインコ特集の前に放送されるので、合わせて録画予約をしておきたいところです。

 

(放送後追記)コンゴウインコ特集の放送内容

冒頭、とてもきれいな羽でコンゴウインコが大空を優雅に飛ぶシーンが流れました。

インコの王様と称されるのに、コンドルをおどかしたり、木にぶら下がったりして遊びに近い行動をしているそうです。

遊んでいるように見えて生きる知恵もたっぷりあるコンゴウインコとナレーションが入り、オープニングがスタートしました。

華麗なインコは遊び好き

南米にあるペルーの奥地、タンボパタ自然保護区が今回の舞台です。

冒頭に土壁に集まるインコたちの映像がフォーカスされました。

映像ではコミドリコンゴウインコやボウシインコ、ルリコンゴウインコにシロハラインコが登場しました。

その中でひときわ目立つのがコンゴウインコ(アカコンゴウインコ)です。

頭から尾羽の先まで1メートル近くある体長で、鮮やかな赤い尾羽、背中は青、そして黄色、緑やオレンジとまさに虹色の羽を持っています。

コンゴウインコが過ごすのは深い森の40メートル近いある高い木です。

大きさがそこまで変わらない2羽がつがいとしてペアで暮らしています。

コンゴウインコの寿命は約50年で、ほとんどのつがいは一生涯添い遂げると言われています。

羽が美しいほど健康で仲が良い証拠です。

うち1羽が木の下の方へ移動するのですが、飛ぶことなく、クチバシをつかって移動を始めました。

近距離の移動で飛ぶと羽が傷つく恐れがあるので、クチバシを第三の足のように器用に移動します。

コンゴウインコは果肉は食べず、種だけを食べる

コンゴウインコは別の木に移ったあと、その木になっている木の実を食べていましたが、ボロボロと下に落としています。

下に落とした木の実を確認すると、果肉の部分は食べられず、種だけを食べているのが確認できます。

種だけを食べるのには理由があり、美味しそうな果肉より、種のほうが栄養価・栄養バランスに優れているためです。

では、他の生き物はなぜ種を食べないのでしょうか?

コンゴウインコの好物であるブラジルナッツは、殻がとても硬く、ノコギリで切っても切るのに1分以上かかります。

そんな時コンゴウインコは、大きなクチバシを使って、器用にブラジルナッツの殻をむいていきます。

クチバシに加え、舌を上手に使うことで、とても硬いブラジルナッツの殻を割って食べることができ、食べ物をアマゾンで独占できています。

コンゴウインコが日常で遊び?

食事を終えたところで、木の枝をボロボロと切り始めます。

特に葉っぱや茎を食べるわけでなく、こうした行為は遊びだと研究者は考えられています。

木の枝に逆さにぶら下がってみたりと、コンゴウインコは時間があるときは自然界でも遊びを行うそうです。

さらにコンドルが1羽でいるときはゆっくりと近づいておどかしたりするのも遊びの一種と言われています。

ここでひげじいから「本当に遊びなのか?」という質問が投げかけられました。

しかし、コンゴウインコはたくさんのコンドルがいたり、お気に入りの場所にいたら、本気で追い払い、1羽だと驚かせる行動をとるそうです。

コンゴウインコは種子を独占しているため、食べるものに困らないため、遊びに取り組むことができます。

コンゴウインコの知能の高さとして、ルリコンゴウインコが知恵の輪をたった10.5秒で外す動画が紹介されました。

「坊や」の心をもつ王様インコ

アマゾンの森にある野生動物の研究施設には、いたずら好きのコンゴウインコがときどきやってきます。

もともと、コンゴウインコの保護のためにコンゴウインコを飼育していました。

その後、野生に戻したコンゴウインコがときどき研究施設にやってくるそうです。

施設内を色々動き回った後、研究施設にあるひそかに袋をやぶってクラッカーを食べているそうです。

そうしたコンゴウインコを地元の人達は「坊や」という意味を持つ「チコ」という名で呼んでいます。

第2章 王様の子育て・特別食

アマゾンの奥地が本格的な雨季を迎えた時、ペアのコンゴウインコが何やら争いをしています。

ただ、これは争いではなく、スキンシップで夫婦が愛情を確かめ合う表現だったそうです。

コンゴウインコの子育ては、木々が実を結び、食べ物が増える雨季に行われます。

映像で紹介されたコンゴウインコの巣には研究用に内部の様子が撮影できるカメラが設置されています。

そこに親鳥が帰ってくると、2羽のヒナたちがごはんをせがんでいます。

生後数日は手のひらサイズの大きさしかありませんが、生まれて1ヶ月で筆毛のようなものが伸び始め、体重も800gほどになります。

親鳥は食事のお世話だけでなく、素の手入れにも大忙しです。

湿気を逃がすために、底の土を掘り起こしているうちに自慢の尾羽がボロボロになります。

コンゴウインコは夫婦で子育てに取り組み、お互いにエサをとってきてヒナに与えます。

コンゴウインコはなぜ土を食べる?

そんな時、コンゴウインコのペアの2羽が向かった先は土壁です。

すでに他にもコンゴウインコが多く集まっていて、土を口に入れ、食べています。

この土には体を維持するために必要な塩などのミネラルがたっぷり含まれているそうです。

実はコンゴウインコが主食で食べている種には、消化を妨げる毒の成分が含まれているものがあります。

それを土を食べることで中和することができ、ヒナも種子と一緒に土も与え、毒を中和させます。

巣にいるヒナを狙う天敵!ハヤブサが

巣の近くにヒナを狙うハヤブサがやってきました。

ハヤブサにとって、コンゴウインコのヒナは格好の獲物です。

ハヤブサが巣に近づこうとした瞬間、近くからコンゴウインコの大きな鳴き声が聞こえ、親鳥が戻ってきました。

間一髪のところで、コンゴウインコのヒナをどちらも守ることができました。

実はコンゴウインコのヒナを2羽とも育て上げることはかなり難しいそうです。

第3章 長い旅の始まり

コンゴウインコのヒナが生まれて2ヶ月が経過しました。

ヒナはどんどん大きくなり、巣がかなり手狭で、中で親鳥が移動するのも一苦労です。

ヒナは色もだいぶ鮮やかになり、立派な尾羽も伸びてきて、親鳥の姿に近づいてきました。

巣立ちまであと1ヶ月になったとき、親鳥は必死の子育てで姿がボロボロになります。

しかし、ボロボロになり失ったのは華やかさだけで、王者の風格は健在です。

「土を食べ、我が子を愛して、大いに遊ぶ。いつもひたむき虹色に輝く王様インコです。」の締めのナレーションで放送終了しました。

 

まとめ・終わりに

今回、2022年3月22日の午前3:36よりダーウィンが来た!のコンゴウインコ特集「遊び大好き!?王様インコ」が再放送されることを紹介しました。

ダーウィンが来た15周年視聴者リクエストSPで、オウム・インコが第4位にランクインしたことを受け、コンゴウインコの放送回が再放送されることになりました。

七色の美しい羽も持ち、インコの中でも超大型と言われ、雄大な姿のコンゴウインコの放送をぜひ御覧ください。

3/22午前3:36放送という深夜での放送なので、録画予約をおすすめします。