写真家・岡本勇太氏の野生インコ写真展が谷津干潟自然観察センターで開催!(10月30日まで)
2022年9月1日より10月30日までの2ヶ月間、千葉県習志野市にある谷津干潟自然観察センターにて、野生インコ写真家・岡本勇太氏の写真展「Parrots in the wild〜野生のインコ・オウム〜」が開催されています。
普段、飼い鳥として親しまれているインコ・オウムたちが野生で美しく、たくましく生きる姿を収めた写真が展示されています。
会期中の9月18日には野鳥観察や、鳥類研究者の阿部仁美先生による野生のインコに関する講演会もあります。
写真展「Parrots in the wild〜野生のインコ・オウム〜」概要
- 特別展示:「Parrots in the wild〜野生のインコ・オウム〜」
- 展示者:岡本勇太
- 開催期間:2022年9月1日~2022年10月30日
- 展示会場:谷津干潟自然観察センター 特別展示コーナー
- 住所:千葉県習志野市秋津5-1-1
- アクセス:新習志野駅・南船橋駅から徒歩約20分、谷津駅から徒歩約30分
- 観覧料:無料※別途、入場料(大人1人380円)がかかります
- イベントHP:イベント情報(習志野市 谷津干潟自然観察センター)
岡本勇太さんは野生インコ写真家
岡本勇太さんは、日本では数少ない野生のインコを撮影している写真家です。
Webメディア「DANRO」でも、岡本勇太さんがなぜ野生のインコを撮影するに至ったかインタビュー記事が掲載されています。
「人生を賭けてインコを追い求める」 海外で「野生インコ」を撮り続ける写真家の情熱(DANRO)
子どもの頃に飼い始めたオカメインコがきっかけで、インコの生息地であるオーストラリアに渡り、野生のインコを撮影されていました。
そうした野生のインコ生息地で撮影された成果として、写真集「インコのびのび」や、動画も収録したDVD「Kingdom of Parrot」を出版されています。
野生のオカメインコやキバタンの写真が展示
岡本勇太さんの写真展「Parrots in the wild〜野生のインコ・オウム〜」では、岡本勇太さんが原産地で撮影してきた様々なインコやオウムが展示されています。
特に岡本さんが野生インコ写真家を目指すきっかけとなった、オカメインコが多く展示されています。
その他にもオーストラリアが生息地であるキバタンやモモイロインコなどのオウムの写真も出展されています。
動物園や飼い鳥として見る機会が少ないインコ・オウムも、厳しい自然環境で野鳥として生息しています。
ふだんは可愛らしい姿の印象が強いオカメインコなどが、乾燥地帯であるオーストラリアをたくましく生きている姿を収めた写真はとても貴重です。
谷津干潟はバードウォッチングも
写真展の会場である谷津干潟自然観察センターは、名前の通り谷津干潟に隣接しています。
谷津干潟はかつて東京湾に広がる広大な干潟の一部でしたが、周囲の埋め立てにより長方形の干潟が残ったものです。
東端の谷津川と西端の高瀬川の2本の河川で東京湾とつながる都市部に残された数少ない干潟となっています。
そんな谷津干潟にはチドリ目69種を含む201種の鳥類が確認されており、鳥類にとって生息地であり、渡り鳥にとっても貴重な中継地及び越冬地になっています。
写真の鳥はオオソリハシシギといい、約7000kmも離れたオーストラリアから日本にやってくる渡り鳥です。
谷津干潟ではこうした渡り鳥や野鳥のバードウォッチングを楽しむことができます。
9月18日は野鳥観察・講演会のイベントも
写真展「Parrots in the wild〜野生のインコ・オウム〜」の会期中である、2022年9月18日(日)には、イベントも予定されています。
- 岡本勇太さんと野鳥観察
- インコ作家によるインコグッズ等の販売会
- 講演会~インコ・オウムの野生での知られざる生態~
写真家の野鳥観察のエキスパートである岡本勇太さんと谷津干潟で一緒に野鳥観察を楽しむことができます。
さらに、日本で野生化が進むワカケホンセイインコを研究されている阿部仁美先生も交えて、野生のインコはどんな鳥かという講演会も予定されています。
※インコ生活では阿部仁美先生に日本のワカケホンセイインコについて尋ねたインタビュー記事を掲載しています。
また、写真展で野生のインコをじっくり鑑賞したあと、お土産にインコグッズを購入可能です。
※野鳥観察と講演会は事前申し込み制のため、参加希望の方は谷津干潟自然観察センター(047-454-8416)に電話で申し込みしましょう。
岡本勇太氏からの写真展の見どころコメント
今回、「Parrots in the wild〜野生のインコ・オウム〜」の見どころ・魅力について、主催の岡本勇太さんご本人からコメントをいただきましたので、紹介します。
今回の写真展の見どころですが、のびのびと野生で逞しく生きている野生のインコ・オウムの姿を写真で紹介しています。
数万の群れで移動するセキセイインコや家族一緒に移動するオカメインコ、人間の都市環境に適応したキバタンやねぐらの木から飛び立つモモイロインコなど、多様な種のインコたちを掲載しています。
また、日本で野生化したホンセイインコ(亜種ワカケホンセイインコ)の写真も展示しています。
会場となっている谷津干潟自然観察センターは、ラムサール条約に指定された場所で、館内からでもカワセミやカルガモなど多くの野鳥を観察できます。
また、オーストラリアで越冬するシギチドリの渡りの中継地点でもあります。
18日には午前中は野鳥観察会、午後は野生のインコ・オウムについて岡本勇太が、野生化したホンセイインコに関して、研究者の阿部仁美先生がそれぞれ講演いたします。
野鳥好きもインコ好きも野生のインコ・オウムに興味を持っていただければ幸いです。
まとめ・終わりに
今回、千葉県の習志野市にある谷津干潟自然観察センターにて、2022年9月1日から2ヶ月に渡って開催される岡本勇太氏の写真展「Parrots in the wild〜野生のインコ・オウム〜」について紹介しました。
岡本勇太さんがインコの生息地にて撮影されたオカメインコやセキセイインコ、キバタンなどの写真や、日本で野生化が進むワカケホンセイインコを撮影した写真が展示されています。
さらに、会期中の9月18日(日)には野鳥観察会や講演会、さらにインコグッズ販売会も予定されています。
ぜひ、写真展でふだんの可愛らしいインコの姿とは異なる厳しい自然環境でたくましく生きる様子を収めた写真を鑑賞してみてください。
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