【放送後追記】10月14日の「ダーウィンが来た」は托卵特集!カッコウVSヨシキリの騙しあい

2018年10月12日鳥メディア

2018年10月14日(日)のNHK総合の「ダーウィンが来た!生き物新伝説」は、カッコウなどの鳥類に見られる「托卵」が特集されます。托卵される側と托卵する側に繰り広げられる高度な駆け引きについて、最新の研究結果が紹介されます。今回、どんな放送内容か調査してみました。

※2018年10月14日追記 ダーウィンが来た!が放送されたので、放送内容を追記しました。

 

2018年10月14日のダーウィンが来た!の放送内容

2018年10月14日(日)の19時30分から放送されるダーウィンが来た!は、第569回「進化するだまし合い!鳥の托(たく)卵最前線」です。

2018年10月14日のダーウィンが来た!はカッコウなどの托卵を特集

他の種類の鳥の巣に卵を産みつけ、育てさせる「たく卵」。巨大なカッコウのヒナをかいがいしく世話する里親の姿が有名だ。最新の研究で、だます鳥とだまされる鳥の間には高度な駆け引きがあることが明らかになってきた。卵に秘密のサインを隠してニセの卵を見破るヨシキリ、アフリカの地下の巣で繰り広げられるヒナ対ヒナの死闘、さらにたく卵する鳥とされる鳥が助け合うウィンウィンの関係まで、最前線の研究に迫る。

第569回「進化するだまし合い!鳥の托(たく)卵最前線」ダーウィンが来た!(NHK総合)

 

托卵とは?

托卵とは、他の種類の鳥の巣にタマゴを生んで、その巣の親鳥に育てさせる行為です。托卵を行う鳥の代表例として、カッコウやホトトギスが有名です。カッコウなどは、モズやヨシキリの巣に狙いを定め、托卵を仕掛けることが多いです。

托卵のすごいところは、生まれてきたヒナも、遺伝的に托卵されたことを知っていることです。そのため、托卵によって孵化したヒナは、他の卵や、ヒナを巣から落とそうとします。そうすることで、育ての親鳥からのエサを独占し、無事大人に成長できるからです。

このように托卵は、非常に巧妙な仕組みを備えているシステムです。

 

托卵するカッコウなどは卵を巧妙に擬態

托卵するカッコウなども単に、ヨシキリなどの別の鳥の巣に卵を産み付けるわけではありません。ヨシキリの親鳥に自分が生んだ卵だと勘違いさせるように、似た模様の卵に擬態します。

日本のカッコウの写真

 

托卵されるヨシキリは子孫を守るために防衛

托卵されるヨシキリも、黙ってカッコウの卵を受け入れるわけではありません。もし、対抗策を打ち出さなければ、子孫を残すことができないため、托卵された卵を見つけ出して、孵化する前に巣から落とします。

カッコウからの托卵を防衛するヨシキリ

こうした托卵する側と托卵される側の巧妙な駆け引きについての、最新の研究結果が、今回のダーウィンが来た!で放送されるので、とても楽しみな内容です。

 

地下での托卵や、托卵のwinwin関係など気になるポイント

さらに、番組紹介では、アフリカの地下の巣で托卵されたヒナと、元々のヒナとの死闘が行われることや、托卵がする側とされる側の両者にwinwinな関係にあるなど、非常に興味を引かれる記述があります。

これらはどういった種類の鳥なのか、托卵でどういったことが行われるか、とても気になる内容です。

 

番外編:「托卵」でGoogle検索してみたら?

ダーウィンが来た!の特集内容である鳥類の托卵とは少し脱線しますが、托卵についてGoogle検索で調べてみたところ、以下の結果が表示されました。

托卵のワードでGoogle検索した結果、托卵女子に関するページが多数ヒット

1番目のウィキペディアを除いて、2番目~4番目は鳥の話ではなく、「托卵女子」という人間の話が掲載されています。思わずブラウザをシークレットモードにして、再度検索しましたが同じ結果でした。

鳥類の世界だけでなく、人間界でも托卵が広まっている模様です・・・

 

 (10月14日放送終了後追記)托卵特集の放送内容を紹介

第一章は托卵する鳥のテクニックが紹介

第一章では、童謡などでもおなじみのカッコウの托卵のテクニックが紹介されました。取材の舞台はドイツで、托卵のターゲットにされたのは、ヨーロッパヨシキリでした。ヨーロッパヨシキリが巣作りが終わりタマゴを生んだ後、巣から離れた最中に巣に侵入します。わずか17秒の間に、タマゴのうち1つをつまみあげ、自分のタマゴを生みました。ヨシキリは、カッコウに托卵されたことに気づかずに、タマゴを温めてしまいます。

カッコウは20種類ぐらいの鳥に対して托卵しますが、それぞれの鳥の種類に対応したタマゴを生むそうです。

カッコウの方がヨーロッパヨシキリのヒナよりも生まれるのが早いため、その孵化のタイミングを利用して、元々あった、ヨシキリのタマゴを巣から落としました。非常に可哀そうな行為ですが、托卵されたカッコウは、ヨシキリの8倍の大きさがあるので、他のヒナがいると栄養が足りず、成鳥になることができません。生存戦略のため、遺伝的に他のタマゴを

続いて、アフリカのミツオシエが取り上げられます。ミツオシエは、カッコウの仲間ではありませんが、托卵を行います。ハチクイは虫を狩猟する能力に長け、托卵相手にはピッタリな存在です。

ハチクイは、地下に巣を作る鳥ですが、ミツオシエはハチクイが作った巣に侵入し、托卵のタマゴを生みます。地下の中は暗いため、見つかることは少ないそうです。生まれてすぐのミツオシエのヒナの嘴は、非常に鋭利に尖っています。このクチバシを使って、ハチクイのヒナに襲い掛かりました。地下の巣では、タマゴを落とすことができないため、ヒナを襲って親鳥が運んでくるエサを独占します。しかし、ミツオシエが孵化するタイミングが遅れると反撃に遭い、命を落としてしまうそうです。

ちなみにミツオシエの名前の由来は、「蜜教え」とのことで、蜜の場所を人間に教えてくれるありがたい鳥だそうです。

2章では托卵される側の見破るテクニックが紹介

ヨーロッパ托卵に関する新発見がドイツで発見されたとのことでした。タマゴの表面に秘密のサインを残すことで、カッコウが托卵したタマゴを見破ることができるようになりました。種類によっては半分以上の托卵されたタマゴを見破ることができるそうです。見破られたカッコウのタマゴは、ヨーロッパヨシキリに食べられてしまいました。

さらに、スペインのマダラカンムリカッコウは、カラスに対して托卵を行うのですが、前代未聞の協力関係が生まれるそうです。これまでのカッコウやミツオシエは、巣の他のヒナを攻撃していましたが、マダラカンムリカッコウは仲良くエサを食べています。

マダラカンムリカッコウのヒナは大きく鳴き声を発することで、カラスのヒナを育てる能力を引き出し、さらに、カッコウのフンに含まれる成分は、天敵のジャコウネコなどを寄せ付けない効果があるそうです。まさにwin-winな関係を築いていました。

 

まとめ・終わりに

今回、2018年10月14日(日)の19時30分放送の「ダーウィンが来た!」で取り上げられる「托卵」について紹介しました。

托卵についての最新の研究結果や、アフリカでの事例など気になるポイントが盛り沢山で、とても楽しみな内容です。

ぜひ、鳥好きの方は、第569回「進化するだまし合い!鳥の托(たく)卵最前線」をご覧ください!見逃さないように録画予約がオススメです。