迷子の鳥を見かけたら、保護した方が良い理由と保護する方法

今日は迷子の鳥を見かけた際に、保護が求められる理由とその保護方法について紹介したいと思います。

2017年3月19日の日本テレビの「THE鉄腕DASH」の『新宿DASH』に、迷子の文鳥がベースキャンプのホウレン草畑に現れるシーンがありました。こちらの一件については、以下の記事をアップしています。

放送の中では、保護されず、見守るという選択がされ、現れた文鳥はベースキャンプを飛び立ってしまいました。映像の日付が3月7日ということを考えると、すでに2週間が経過しています。放送日の翌日、現地を見てきましたが、周辺の環境を確認したところ、残念ながら一般の方では、保護することが難しいと感じました。やはり、ビニールハウスをかけた、ほうれんそう畑が保護できる可能性が高いです。そのため、ぜひ、無事またベースキャンプに訪れることがあれば、今度はぜひ保護して、警察に届けてもらえたらと思います。

 

■迷子の鳥を見かけたら保護してほしい理由

外でインコや文鳥を見かけた場合、ある例外(例外の種類については後述)を除けば、野生の鳥ではありません。ほとんどの場合が飼い主の方が誤って、逃がしてしまったものです。中には心ない方が、わざと空に放った(捨てた)可能性も否定はしません。

しかし、飼い鳥として、限られた空間で、食事も与えられて育ってきた鳥が、外の世界で生きるのはとても過酷です。おそらく、数日も経たず、食事が取れないor捕食者に狙われ、命を落とすケースが大半だと思います。そういったインコや文鳥などの逃げ出した鳥にとって、食事や外敵の心配がない、元の生活を送らせてあげることが幸せだと考えます。もし、飼い主が見つからない場合でも、里親募集などで新しい飼い主も見つかる可能性があります。

 

■迷子の鳥か、識別する方法

○唯一野生化したインコ

インコや文鳥を見かけた場合に、「本当に迷子の鳥かな?」と不安を抱く方もいらっしゃると思います。インコと文鳥の中では、日本で野生化が確認されているのは一種類のみです。その種類は『ワカケホンセイインコ』です。

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野生化しているワカケホンセイインコの色・カラーは、ノーマルのグリーン1色です。そのため、上の写真で紹介したインコを除いてインコ・文鳥については、どこかで飼われていた個体ということになり、迷子の鳥として保護すべき対象になります。

○その他に間違えやすい野鳥

その他に街中で見かける野鳥で、インコや文鳥に見間違う野鳥としては、「メジロ」が挙げられます。緑色の羽を持ち、目の回りの白いアイリングが特徴です。

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また、文鳥に見間違えることを多い野鳥として、「シジュウカラ」がいます。

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先日、現地を訪れた際も見かけて、迷子の桜文鳥かと思いましたが、頭の黒い配色や羽の模様、クチバシの形が異なっています。

 

■保護する方法

上記で紹介した以外の鳥で、インコや文鳥を見かけた場合には、お手間はいただくことになりますが、保護していただけたらと思います。

○迷子の鳥を見かけたら

迷子の鳥がどんな見た目の鳥か、写真撮影をお願いします。その写真をTwitterなどのSNSや、とりっちの迷子情報などに見つけた場所の情報と一緒に投稿いただけると、探している飼い主にも伝わる可能性があります。

○迷子の鳥を保護する

ここでの保護というのは、捕獲に近い意味合いです。しかし、網などで捕まえようとしても、怖がって逃げてしまう可能性が高いです。そのため、鳥が怖がらないよう、ゆっくり近づき、手を出してみてください。もし、手乗りの鳥だった場合、そのまま手に乗ってくれるケースも多いです。

高いところにいる場合は、そのままでは、難しいため、優しく声をかけてみてください。そうすれば、低いところに降りてきてくれることがあります。保護される方にとって、大変な負担にはなりますが、高いところから移動するまで待ってもらえるとうれしいです。

もし、迷子鳥を保護できたら逃げないように、ケースに入れてあげてください。一時的な保管であれば、段ボールや、プラスチックケースで問題ありません。そして、安全なお家に一度入れてあげてください。

○警察に届け出る

継続した保護が難しい場合は、警察に落とし物として、届けてください。そうすれば、これで保護はいったん完了です。最初に投稿した情報に○○警察署に届け出たという情報を追加してもらえれば、飼い主の方が見ていれば、再会できるかもしれません。

○継続して保護していただける場合

警察に引き渡す場合ではなく、引き続き保護して、お世話いただける場合、警察には、迷子の鳥を拾ったことの届け出をお願いします。その後、保護のために、必要な体制を整えてください。

  • 鳥が住むところ:ケージやケース
  • 鳥の食事:シード(ペレット)と水道水
  • 鳥用の温度管理:保温グッズ(カイロや、ゆたんぽなど)

また、もし、全然動かない様子で、食事にも手をつけていない場合は、かなり衰弱している可能性が高いです。その場合は、費用がかかってしまいますが、動物病院に連れて行ってもらえると命を救えるかもしれません。

保護については、詳しいかつ、分かりやすい、小鳥保護の漫画をこちらで公開されています。いんこまんじゅう の ぽんぽんぱんぱん ぜひ、こちらもご参照いただければと思います。

 

■終わりに

今回、迷子の鳥を見かけた場合に、保護した方がよい理由と、保護する方法を紹介しました。元々人に飼われていた鳥は、基本的に外界での生活能力は野鳥に比べかなり劣っており、生存できない可能性が高いです。そういった命を救うこと、そして再び飼い主と元の生活が送れるようにしてあげることが、迷子の鳥にとっての幸せと考えます。

保護する方法では、すべて実行するのは大変だと思います。しかし、ご家庭で保護するのが難しい場合は、警察に引き渡すといったこともできます。今回紹介しました保護について、どれか1つでもしていただけるだけで、大きく変わります。鳥の幸せのために、少しのお時間をいただけますと幸いです。

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